2023.03.27

さぼり筋と言われる筋肉の話②

さぼり筋と言われる筋肉の話②

こんにちは
前回の続きを書いていきます。

なぜ筋肉は使えなくなるのか?

では、なぜ筋肉は使えなくなるのでしょうか?

・筋肉がビビっている
・内臓の反射
・作用反作用の法則
・メンタル(やりたくない事)

この4つが重要なテーマかなと思っています。

・筋肉がビビっている
これは、熱い物を触ったときに反射で手を無意識に高速で引きますが、そのような時に筋肉が急激に伸ばされることでびっくりしてしまいます。
力こぶの筋肉(上腕二頭筋)を動かせば肘が曲がります。
その時にその反対側に付いている二の腕の筋肉(上腕三頭筋)は伸ばされます。
この伸ばされる方の筋肉が急に伸ばされてびっくりしてしまうという事です。

もうビビってしまっているので、適切な伸び縮みが出来ずに縮み上がってしまいます。
人間もビビると身体を固めて縮みますね。

このような状態では正常には使えなくなります。

もちろん、熱い物を触った反射以外でも急激な負荷や痛み刺激、シンプルにびっくりした時など
様々なシーンで起こり得ます。

この状態がこの後の話の基礎にもなります。

・内臓の反射
生理学の用語で内臓-体性反射、体性-内臓反射というものがあります。
簡単に一言で言えばツボみたいな考え方です。
臓器と筋肉は共通した神経があります。
脳を介さずに臓器の情報が筋肉に伝わっている状態です。

なので、臓器の情報は筋肉に送られます。
結果、その筋肉はビビっている状態と同じように縮んでしまいます。
縮んでいる筋肉は伸ばされたくないので、押す(=伸ばす)と痛みます。

・作用反作用の法則
ニュートンの運動の第三法則です。
力を加えるときは、それと同じ力が返ってくるやつですね。

これは、人間のすべての動きに作用します。
人間が別の物に力を加えたときの反作用ではなく、筋肉を動かすエネルギーの分だけ身体にそのエネルギーは返ってきます。

例えば、バンザイをする時
特に物を持ち上げるでも動かすでもなのですが、腕は体重の8%ほどと言われていますから、両手で体重の16%の重さの物を持ち上げています。

この動きに対する筋出力も身体に返ってきます。

その力を受け止め、受け流しているのが各関節・骨・筋肉なのですが
特に大切なのが背骨と骨盤です。

背骨がバネのような役割で吸収してくれ、骨盤がショックアブソーバーのような役割で吸収してくれます。
この2つの構造が自由に動ける上で安定しているからこそ、命令通りの筋出力が発揮できます。
安定していなければ、出力は落ちますし、吸収しきれなかった衝撃は痛みになります。

・そもそもやりたくない
シンプルに、嫌な人に会いに行くときは身体が重いですね。
遊びに行くときは身体は軽く感じます。

人間は機械ではありませんので、構造がいくらしっかりしていてもその時の気分によって使いやすさが変わります。

重要なのは”人それぞれ”

上記の4つの大まかな分類を書きましたが、それぞれに無数に原因があります。
しかも、4つのうちのどれか+その原因1つ
だけではありません。
4つの話が混在しながらも、それぞれの原因も無数に当てはまります。

簡単に言えば、その筋肉が悪いだの、使えないだの
こうすれば良くなるだの何だの

私が大学卒業して5年ほどの知識の中で考えている程度のレベルの話です。

身体を物や機械と同等に診ている程度のレベルの話です。

人間はそんなに浅くないし甘くないです。

過去の自分に言ってやりたいセリフです。

しかし、巷の情報ではこんなことばかりです。
だから、情報過多の時代になっているはずなのに
未だに痛み止めや湿布を常用(緊急時は例外として)する、ほぐせば治ると思っている、ストレッチで治ると思ているのが多数派になってしまっています。

1つの症状に1つの原因なんてあり得ません。
絶対に

人それぞれ、何十年もの経験があって、今いくつもの苦悩に直面していて、食べるものも違えば、信じるものも違う。
好きなものも嫌いなものも、親の教えも未来の展望も

1人として同じ人はいないのに、症状や病気の原因が1つだなんてあり得ません。

そうでないからこそ症状や病気、延いては人体・人生は面白いのだと思います。

じゃあどうしたらいいのか?

使えていない筋肉の話はよく分かった
じゃあどうしたらいいのか?
という話ですが

使えていない筋肉の見つけ方と、それのその場しのぎの話をしましょう。

・使えていない筋肉の見つけ方
押すと痛い筋肉です。
冒頭にもあるように、様々な原因でビビってしまっている筋肉を探します。
ビビってしまっているので、過敏です。
ビビって縮こまってしまっているので、伸ばす(=押す)と痛いです。

なんなら、その筋肉を軽く押さえているだけで症状が変化します。

ここで一番難しいのは
筋肉の場所の知識と筋膜の繋がりの知識と力学的な人体活動の知識が無いと
どの筋肉を押してみたらいいのかもわからないというところです。(笑

・その場しのぎにほぐす方法
これは簡単です。
ビビって縮こまってしまっているので、伸ばしたらかわいそうですよね?
なので、縮めてあげればいいのです。
押して痛かった筋肉を縮めてみた状態で押すと痛くなくなります。
そこでほぐすだけです。

ここで注意点は
筋肉が縮められたとしても、筋活動がなされていたら意味が無いので、重力に逆らわずに脱力できる状態が望ましいです。

たぶんだれもやらないとは思いますが、一応書いてみました。
普段から無理なストレッチは絶対にしないでほしい
筋肉は伸ばさずに縮めた方が良いとお話ししているのはこのような理由からでした。

普段の施術では、使えていない筋肉を勝手に見つけて、勝手に原因を探って勝手に使えるようにしているので、深くは考えなくても大丈夫です。
しかし、その原因というのがたくさんありますので、四苦八苦しているわけです。

ありがとうございました。

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