プロテインは必要なのか?② 落とし穴編
前回の続きです。
ホエイプロテインをおすすめする理由としては、動物性であることと、アミノ酸スコアが高いという事です。
アミノ酸スコアとは、タンパク質を消化した後に、アミノ酸に分解されます。
そのアミノ酸のバランスがいいかどうかという指標の事です。
アミノ酸は身体で合成できるものとできないものがあります。
その、合成できないアミノ酸9種類が、どれかが多くて、どれかが少なくてはうまく使う事が出来ません。
なので、アミノ酸スコアが高い、より豊富なアミノ酸の種類のあるタンパク質が良いというわけです。
他にも、麻の実由来のヘンププロテイン、大豆由来のソイプロテインがあります。
これらがなぜおすすめではないのかは、アミノ酸スコアの低いものという事の他に、動物性の方が吸収もスムーズという点です。
人間は肉食寄りの雑食です。
特に、ソイプロテインは大豆由来の炎症性(特に腸)の物質も含まれます。
菜食主義の方や、他にこだわりのある方は、上記はあまり気にせず、お好きなものを選ぶといいと思います。
最後に、今回の内容の最重要項目
プロテインの飲み方です。
まず、プロテインは肉を食べているのと同じことである、という前提を持ってください。
そうすると、30gのプロテインを一気飲みしたら消化しきれず、消化器に相当な負担がかかるというのは想像できると思います。
しかし、プロテインというと、トレーニング後に一気飲みのイメージがこびりついていると思います。
そのようなトレーニングや筋肉、一気飲みと言ったイメージを一旦捨てていただいて読んでください。
プロテインは水で溶かしてください。
豆乳や牛乳はたまにの気分転換に使用してください。
まず初めは5gから始めてください。
水の量は自由です。
その5gのプロテインを1日かけてゆっくり飲んでください。
もう1度書きます。1日かけてゆっくり飲んでください。
そこから2週ほど経ったら10g、1か月たったら20gとゆっくり量を増やしてください。
(急に数十g飲んでしまうと、消化酵素が追いつきません)
目指すは体重gです。
そもそも、消化酵素はタンパク質が原料なので、過剰にゆっくり摂取することをおすすめします。
仮に、ここまでゆっくり量を増やしても「なんか調子がおかしい」と感じたら、またその手前からゆっくりやり直すなり、中止するなりすべきです。
それだけ慎重にやらなければ、タンパク質は時に毒にもなります。
おすすめのプロテインは目的によっていくつかあります。
それはそれぞれでご質問ください。おいしい物からこだわりの物まで一緒に選びましょう。
腸の状態によっては、プロテインをおすすめできませんので、LINEやメールのみでご質問される際にはお答えしかねます。
ありがとうございました。