2022.05.13
姿勢は安易に正してはいけない①
こんにちは
今回は、姿勢の話です。
ストレートネックの話とも重なる部分です。
まず、前提の確認です。
・身体は全て身体のためにやってくれている
・身体は全て繋がっている
・身体は筋肉と骨だけでできているわけではない
という事で、姿勢の話をしていきます。
よく
姿勢が悪いから症状が出る
という話があります。
これは、ある意味正解である意味間違いだと思います。
逆に、正解ならば姿勢を変えれば症状は無くなるわけですが、あまり聞いたことがありません。
まず、何が姿勢を悪くしているのか?
身体は全て繋がっていて、すべて協調して庇いあいますので、その姿勢になる理由があるはずです。
よくある、骨盤が寝た状態の姿勢、骨盤の後傾と言います。
これは、近くの子宮や腸の硬さ、捻じれで起こりもすれば、脳疲労からのインナーマッスルの不全でも起こりもします。
そうすると、背骨のS字がうまく保てなくなります。インナーマッスルが働きにくいですから
背骨が安定するには、S字よりもC字が良いです。
赤ちゃんやご高齢の方の背中が丸まっているのは、これが理由です。
背骨を安定させるためには、背骨を丸める。それがもっと安定性が必要になると、1つ1つの背骨が横に伸びようとします。
これを骨棘と言います。
骨棘よりもさらに安定しようとすると、上下の背骨がくっつきます。
これは、飛び出た骨棘が上下で合わさって椎間板を包むようにくっつきます。
5年ほど前に解剖のご献体でくっついている背骨を見て、驚いたのを覚えています。
身体は全て身体のためにしてくれていますので、安定するために変形していくのですね。
その変形を悪と捉えてしまっていいのでしょうか?
次回以降、膝の変形や、インナーマッスルについて書いていきます。
ありがとうございました。