脳疲労について
こんにちは
今回は脳疲労について書いていきます。
前回の内容でも、記憶と関連して脳疲労について触れましたが、今回は脳疲労のみに焦点を当てて書いていきます。
1.脳疲労とは?
脳疲労は字の如く脳の疲れです。
脳は常時、知覚の情報処理、思考、身体感覚、臓器環境を整理し続けてくれています。
本来であれば、そこまで疲れませんし寝れば疲労は取れます。
しかし、現代の特徴によって脳はより疲労しているのではないかと考えます。
2.脳疲労すると?
脳疲労の何が問題なのでしょうか?
脳は疲れると交感神経を抑制しにくくなってしまいます。
交感神経抑制機能の低下という状態です。
交感神経が抑制できなくなってしまうという事は、常時戦い状態です。
以前の記事で書いたFight or Flightの状態です。
この状態では、内臓の機能は低下します。循環も低下します。
という事は、内臓は硬く、重くなります。
という事は、それを筋肉や骨格でかばわなければなりません。
また、臓器の情報は筋肉や関節に伝達されます。
内臓-体性反射というものです。
これにより、特定の筋肉の局所的な過敏性は出現し、使いづらい状態になります。
という事は、その使いづらい筋肉や関節を別の何かがかばわなくてはならなくなります。
まとめると、脳疲労を起こしているだけで身体のバランスは崩れます。
3.なぜ脳疲労を起こすのか?
現代では、特に生き方が定められているわけではありません。
親の後を継ぐ義務があるわけでも、戦地へ赴かなければならない状況なわけでも
儒教が浸透し、親や目上の人を絶対的に敬い従うような状況下でもありません。
世界はグローバル化し、何を選んでも大抵はそれを実現でき、今まで信じていたルールは間違ったものだと知り
ルールのない人生を歩まなければならなくなりました。
それにも関わらず、「こうあるべき」という勝手な思い込みで人生を縛ってしまっている方が多いと思います。
ジェンダーレスが騒がれていても、女は・母は・妻は・姉は・妹はこうあるべき
のような仮面を被って生きてしまいます。
今の客観的な環境下では、本来縛られるものは大げさに言えばほとんどないはずが、常識や普通、人と比べて自分を囲いに入れて囚われてしまいます。
その時の、本当はこうしたい「でも」我慢、本当はやりたくない「でも」頑張って
によって脳疲労を起こします。
本来直観的な願望を素直に実現し続けるのが脳にとっては快適なのですが、エゴや顕在意識によってそれを阻害するのが脳を余計にストレスに晒します。
4.じゃあどうする?
脳の疲労や制限は徒手によって通常取れます。
しかし、ただその場で取れたとしても原因が残っていれば簡単に再度疲労します。それではその場しのぎになるだけです
毎度の話にはなりますが
・頑張らない
・無理しない
・我慢しない
・自己否定はいらない
ここに集約していくのかと思います。
そして、そのためには「やらなきゃ」や「でも」「だって」に気づき
(例)それは、自分以上の自分を誰かに見せようとしていることから「がんばり、無理して、我慢して」いることにも気づき
それを手放す事で脳への余計なストレスが変わっていきます。
ありがとうございました。