逆説的に考える不調の原因
こんにちは
今回は、不調の原因を考えるときに、皆さんが犯している間違いについて書いていきます。
タイトルの逆説という言葉の使い方があっているかどうかわかりませんが、かっこいいタイトルを付けたかったのでお許しください。
例えばこういうの
姿勢が悪いから肩が凝る
ということは
肩が凝る人は全員姿勢が悪い
歩き方が悪いから腰が痛い
ということは
歩き方が悪い人は全員腰が痛くなる
脚を組む人は骨盤がズレて腰が痛くなる
ということは
腰が痛い人は全員脚を組む癖があり、全員骨盤がズレている
というような考え方です。
他には
寒いから
運動不足だから
なんかもありますね。
○○
ということは
△△
という形で書かせていただきましたが、○○=△△でしょうか?
違う事がわかると思います。
〇〇は一見成り立つように見えます。
しかし、△△は成り立たない事がわかると思います。
なので、〇=△ではないですよね。
なぜなら、姿勢が悪い人が全員肩こりではありませんし、肩こりの人が全員姿勢が悪いわけではないからです。
要因と原因をごちゃまぜにしない
副題の通り、姿勢が悪いというのは要因に過ぎません。
しかも、姿勢を正したところで、原因が残っていますのでまた姿勢は悪くなります。
そもそも、他の記事も読んでいて
肩の筋肉が硬いから肩が凝る。だから肩の筋肉を緩めないといけない。
なんて考える方はいらっしゃらないと思いますが
それこそ原因に目が向いていないです。
肩の筋肉がふにゃふにゃでも肩こりを訴える方がいらっしゃいます。
肩の筋肉がガチガチでも肩こりを訴えない方もいらっしゃいます。
これだけでお分かりかと思いますが、やはり肩の筋肉も人それぞれの要因にしかすぎません。
原因はなにか?
いつもお話しさせていただいているように
自律神経バランスが交感神経優位になる事
これが原因であると考えます。
交感神経優位になると臓器の血流量は下がり、活動量も下がります。
これが長期間続くことで、臓器は硬くなり、周囲の筋肉や関節の動きを制限します。
その結果、体幹のバランスがうまく取れなくなります。
そうすると、四肢の筋肉や関節も使いにくくなります。
この時に長時間座っていたらどうでしょうか?
体重と臀部からの床反力で臓器は圧迫されます。
呼吸は浅くなり、消化器・解毒臓器の血流量もより制限されます。
そうすると肋骨の動きが悪くなって肩がこります。
胃が圧迫されて硬くなって、食道を引っ張り頭痛や首こりが起きます。
腸も圧迫され硬くなり、腰の筋肉が上手く動かなくなってしまいます。
さて
では、なぜ自律神経のバランスが崩れるのでしょうか?
これもいつもお話しさせていただいています。
ストレスですね。
まずは表面的なストレスですが、自覚のないストレスもあります。
これは以前
頑張る事・無理する事・我慢する事・自己否定
の話にも書きました。
こちら
身体に不調があってストレスが無いのはあり得ないと考えます。
表面的な要因に囚われず、人生を変えることで結果的に身体の不調が消えて、再発も未来の病気も起こらない状態
を目指しています。
ありがとうございました。