2022.06.09

便を出すには、食事を減らして水を飲む①

便を出すには、食事を減らして水を飲む①

こんにちは
今日は便秘についてです。

便秘について、私に相談していただいた方は聞いたことのある話です。

日本内科学会は、便秘とは「3 日以上排便がない状態, または毎日排便があっても残便感がある状態」と定義しています。

私の定義では1日1回以下の人は便秘である
と、勝手に定義しています。
毎朝排便があるからと言って油断してはいけません。
1日1回で快便は非常に稀な人だと思っていただいて良いと思います。

その根拠は
「胃・大腸反射」
食べ物が胃に入ったときに大腸が反射的に収縮して、便を直腸に送り出そうと運動をはじめるシステム
「モチリン」(ホルモン)
モチリンによる強収縮は胃から生じ小腸へと伝播し、食物残渣や脱落細胞を肛門側に排出させる

この2つの生理学的作用によるものです。
とにかく、一言で表せば
食えば出る、食わなくても出る
という事です。

では、何が出ているのか?
便はほとんどが消化した後の食べ物と思っている方も多いと思います。
おおまかに
水分が7割
食べ物のカス1割
腸内細菌1割
腸の細胞1割
という配分、となっています。

食べ物のカスはきっと、皆さんが想像しているよりも圧倒的に少ないと思います。

ここで重要なのが、食わなくても便は出てくるという事です。
それは、上記の腸の細胞(腸の粘膜細胞)というところです。
腸の新陳代謝が正常であれば、絶えず腸の細胞は便として出てきます。
そのサポートとして、もちろん食物繊維もあるべきなのですが、趣味が断食で何日間も絶食する方以外は皆さん食べていますから大丈夫です。

また、腸の表面積はテニスコート1面分と言われます。
そのテニスコートの面積から埃やゴミをかき集めただけでも相当な量になるのは、想像できると思います。
それが出るのです。(水分と腸内細菌と食べカスを乗せて)

なぜ食べ物のカスが想像よりも少ないかは、それだけ内臓の消化・吸収というのは頑張ってくれているという事です。
そんな頑張ってくれている内臓を、1日3食分も働かせていたら疲れてしまいますね。
1日2食以下がおすすめです。
ちなみに、朝食べないとフラフラしたり、力が出なかったり、ぼーっとする方は、ほぼ糖質中毒と考えていただいて大丈夫です。

次回は、細かな便秘の種類と、副作用の無い下剤の紹介です。

ありがとうございました。

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