さぼり筋と言われる筋肉の話①
こんにちは
今回は巷でサボり筋と呼ばれている筋肉の話を書いていきます。
まず、サボり筋は調べたところ標章登録がされているみたいなので、あまり使わないよう最低限で打っていきます。
導入
2月に来られたお客さんに「サボり筋っていう話を見てさ」と言われて
なんでこんな話をするんだ?と疑問符が浮かんできました。
なぜなら、気持ちそしては
いつもその話してるじゃん!
だったんです。
なので、改めて筋肉に対する考え方を書いておこうかなと思いました。
生きていれば筋肉は簡単には減らない
よくお聞きするセリフが
「歳だから筋肉が減ってきて…」
「昔はこれができたのに…筋肉が減ったのかな?」
なんてセリフです。
この時、そんなセリフを聞き終わる前に間髪入れずに答えます。
筋肉が減ったせいではありません。そして、筋肉はそう簡単に減りません と
厳密に言えば、10年前に比べれば筋肉は落ちているでしょう。
スポーツを盛んにやっていた人がそれをやめれば落ちるでしょう。
しかし、日常の生活を送っていく中で、症状が起こるほどに筋肉が落ちるというのはあり得ない事なのです。
筋力不足による痛みは、トレーニングやスポーツをしていないその辺の人が100㎏の物を受け止めるような状態で起こる痛みです。
生きていれば仕事をしたり、家事をしたり、歩いたり、物を持ったり
筋肉を自然と使う行動をしています。
これがすでに筋肉を維持するためのトレーニングになります。
だから、筋肉はそう簡単に落ちないと断言しています。
今している日常に必要な筋肉が維持されます。
使えていない筋肉
しかし、筋肉の出力が落ちてしまう人は確かにいます。
例えば、しゃがんだ状態から立ち上がったり、寝ている状態で脚が持ち上げられなかったり
しかし、それがその場でできるようになるのが普通の事です。
本当に筋肉が落ちていたら数分、数十分で筋力が変化するというのはあり得ない事です。
という事は
筋肉が協力し合えていない=使えていない筋肉がいる
という事になります。
この使えていない筋肉を使えるようにすると筋肉の出力は上がります。
症状と筋肉の勘違い
このように、筋肉が減ったのではなく、使えていないという概念があります。
なぜ使えなくなるのかは後で説明していきます。
身体に痛みが起こっているときに、ある特定の筋肉をほぐすと痛みが緩和することは当たり前にあります。
しかし、それを「治った」という勘違いがあるおかげに長引いてしまったり、その後の疾患を生み出すことがよくあります。
使えなくなっている筋肉がほぐれて一時的に身体のバランスは整い、代償の連鎖が無くなることで局所の動きすぎや阻血がなくなり、痛みが緩和されるのですが
なぜその筋肉は使いにくくなっているのか?
ここまで考えようとしない人間がいるおかげに本当の治癒にたどり着けない人が多くいらっしゃると思います。
少し揉んだだけで痛みが無くなるというのはあり得ない事です。
誰かに何かをしてもらえば何かが治るなんてあり得ない事です。
改めて、なぜその筋肉は使いにくくなっているのか?
その考え方の基盤は次回書いていきます。
ありがとうございました。