痛みは自分に嘘をついている証拠です②
こんにちは
前回の続きです。
改めて、痛みは危険信号です。
ガソリンが少なくなったから、給油のマークのところが光ります。
その光をテープで隠してしまったら、数十キロ先で車は動かなくなります。
痛みがあってできない事があるから、痛みを和らげたい、痛みを無くしたい
そう思う気持ちは、私も人間ですから、よくわかります。
しかし、いつものセリフ
身体は何かをあなたに訴えています
無視したら車は動かなくなります。
あなたの数十キロ先はどこでしょうか?
目先の煩わしさに目を瞑ってしまうと、後で悩むことは大きく、多くなってしまいます。
また、痛みは「やめてね」「動かさないでね」という危険信号の先に
「治るため」
という意味もあります。
特に、炎症はわかりやすいと思います。
炎症は治癒過程に必要不可欠な反応です。
炎症を抑えると、治癒が進まない事や、組織の変性を起こすことも研究でわかっています。
なので、以前は炎症の基本は冷やす事(RICE処置の一つ)だったのですが、今はそれが否定されつつあります。
痛みを出すことで安静にさせます。
そうしなければ、痛みの原因部位への負荷が変わりません。
食生活や思考習慣によるストレスが、臓器を疲労させて固くなります。
その連鎖で肩や腰の痛みが出ているとしたらどうなるでしょうか?
その安静にしてほしいという信号を無視するために、ほぐしたり、クスリを飲んだり貼ったりしたら、その臓器はどうなるでしょうか?
「痛みは必要だから出てくる」
近年では、現代医学的に便利になりすぎて、身体本来の機能を無下にしすぎているように感じます。
風邪も痛みも、しびれも病気も身体が必要だから出してくれています。
それなのに、それらを悪として捉え、出ているものはひっこめればいい、消してしまえばいいとしていては、根本的な解決は何もされないと思います。
その痛みは、その病気はあなたのために、あなたの身体が作ってくれたものです。
もっと自分に優しくしてあげてください。
無理してるよと言ってくれているかもしれません。
それは肉体的なのか、心理的なのか
自分に嘘をつかずに、大切にしてあげてください。
ありがとうございました。